○はじめに
シーズン14及びPJCS2月予選に使用した構築をメモとして残しておきます。
○結果
・シーズン14
最終順位: 890位(レート1810.679)
最終戦績:44勝24敗(勝率:64.7%)
・PJCS予選
最終順位: ???位(レート1601.991)
最終戦績:25勝16敗(勝率:61.0%)
最高順位: 356位(レート1684.517)
最高戦績:21勝8敗(勝率:72.4%)
○構築経緯
自分が半年間ダブルをやって学んだこと、それは「速さを上げて範囲技で殴るのが強い」。
なので、S操作要因(トルネロス) + 範囲技アタッカー(ハバタクカミ、化身ランドロス) を軸に構築を組んでいった。
○個体紹介
化身トルネロス@隠密マント
- テラスタル:鋼
- 特性:いたずらごころ
- 実数値:186(252)-×(↓)-103(100)-146(4)-101(4)-165(148↑)
- H:ぶっぱ
- B,C,D;余りをB多めで配分
- S:最速ウーラオス+2(準速オーガポン+3)
- 技構成:こがらしあらし/凍える風/追い風/雨乞い
追い風要因。
凍える風を採用しているのは、初手出しが多いポケモンなので襷潰しをしながらS操作をしたい場面が多かった & パーティ全体で化身ランドロス、カイリューへの打点が少なかったから。
耐久ベースに振ること自体は正解だったと思うが、Sを落としすぎたせいで最速化身ランドロスに上から殴られて負けることが多々あったので、来季使う時はもう少しSを伸ばす。
ハバタクカミ@拘り眼鏡
- テラスタル:ステラ
- 特性:古代活性
- 実数値:145(116)-×(↓)-84(68)-205(252↑)-156(4)-164(68)
- 技構成: マジカルシャイン/シャドーボール/パワージェム/テラバースト
範囲技要因その1。
エンテイが親の仇くらい憎かったのでどうにかする方法はないかと考えていたところ「ステラジェムでH振りエンテイが落とせるじゃん!」と気付いたのでステラ個体を採用。ただ、当然のようにチョッキエンテイに耐えられて返しの聖炎で落ちるので無難にフェアリーテラスでよかった。多分テラバも2〜3回くらいしか打っていない。
また、追い風前提のS調整にしまったので、ピン選出の時に動かしにくいのが辛かった。こちらも来季使う時はもう少しSを伸ばす。
化身ランドロス@命の珠
- テラスタル:毒
- 特性:力ずく
- 実数値:177(100)-×(↓)-110-167(252)-100-155(156↑)
- H:残り
- C:ぶっぱ
- S:追い風下で最速S+1テツノツツミ抜き
- 技構成:大地の力/ヘドロ爆弾/熱砂の嵐/守る
範囲技要因その2。ハバカミと合わせてフェアリー&地面の範囲で殴ると大抵の並びには等倍以上が取れるのが強くない?っと思って採用。
文句なし強いが「命中不安を覚悟で熱砂を撃つ or 命中安定の大地・ヘド爆を撃つ」の選択を常に迫られるので、勝率を安定させるのは難しいと感じた。
シーズン初めに適当な調整をした個体を使い続けたが、結局最後まで良い感じの調整は思いつかなかった。ミラー以外はSを落としても問題ないので、普通に控えめCSブッパとかでもいいかもしれない。
タケルライコ@防塵ゴーグル
- テラスタル:電気
- 特性:古代活性
- 実数値:223(180)-×(↓)-112(4)-207(252↑)-111(12)-103(60)
- C:特化
- S:追い風下で最速ハバタクカミ抜き
- H,B,D:H=B+D
- 技構成:10万ボルト/竜の波動/迅雷/守る
保管枠その1。追い風ミラー(主にトルネウーラ)対策。また、構築全体でモロバレルが重かったので防塵ゴーグルを持たせた。
追い風ミラー対策として採用したが、追い風構築によく採用されるランドロス・ハバタクカミ・エルフーン等々に大きくを隙を見せるポケモンなので、きちんと役割果たせていたかは疑問。
高種族値・良配分なので最低限の働きはしてくれるが、中速かつ弱点もメジャーなので十二分に強さを発揮させるにはきちっと役割を定めてやる必要があると感じた。
ガオガエン@オボンの実
保管枠その2。イエカシラ対策兼サイクル補助要因。
イエカシラ対策として採用したが、イエッサンのこの指のせいでカシラに触ることができず、当初想定していた役割のうち半分は果たせなかった。おそらく来季は違うポケモンに変わっている。ただ、間違いなくスペックの高いポケモンなので、構築と合っていなくても十二分の働きはしてくれた。
余談だが、こいつ一匹いるだけでゴリラ炎ポンのグラスラ構築の対策がめちゃくちゃ楽になるので、炎ポンはかなり数を減らすんだろうな…と思った。
モロバレル@食べ残し
保管枠その3。対トリル・毒寿司・ドブベトン。ガエンにオボンを取られたので残飯持ち。
ほぼいないとは思うが、最遅ドドゲザンの下を取るためにS下げ個体を採用(Sを上げる意味もなかったので)。クリアスモッグがとても便利で、特に害悪構築であるドブベトンをかなり楽に倒せるので、ストレスフリーにレートを上げられるのが最高。
BDどちらに寄せるか悩んだが、とりあえず適当にHB特化で採用。結局どちらに寄せた方が良いのかいまだにわかっていない。
○選出パターン
・基本選出
トルネロス + ハバカミ・ランドから1〜2枠 + 保管要因1〜2枠
できればハバカミ・ランドの両方を選出したいが、ライコでもアタッカーの仕事はできるので相手に合わせて選出を決めるが一番大事。
・対イエカシラ
初手ハバカミランド + 残り2枠
後々計算したら、この選出が全然安定しないことに気づいたので、多分初手はトルネランドの方がいい。
・対トリル
トリル構築は中速以下のポケモンで固められていることが多いので、初手から圧をかける選出。
基本的にトルネは出さないが、コータス入りの場合だけ雨乞いを撃つために選出する。
・対毒寿司
ガエンランド + モロバレル + (ラス1)
初手に猫騙し + 熱砂でキラフロルを落とした上で、裏からモロバレルを出して毒菱回収&クリアスモッグを撃つ。
○苦手とするポケモン
・神速構築
というかエンテイが苦手。構築見るとわかるがエンテイに有利を取れるのがランドロスのみであり、そのランドロスも少し削られると神速圏内に入れられてしまう。
この構築の最大の欠陥であり、ここを治さない限りPJCS予選抜けは絶対にできないと思っている。
・ウネルミナモ入り天候パ
天候パ対策として
・対雨パ:モロバレル
・雨以外の天候:トルネロスの雨乞い
の動きを想定しているので、どちらも刺さらないミナモはかなり苦手。ハバカミがミナモより遅いのもそれに拍車をかけている。
余談だが、ドブベトン、毒寿司、ディンルーの鈍足構築には結構強いので、レートを上げる上でイライラしにくい構築ではあると思っている。
○まとめ・終わりに
最終3桁自体を取ることはできたが、あまり納得のいく構築はできなかった。対戦回数も少ないので、おそらく上振れ気味の結果だと思っている。
ただ、追い風構築自体には可能性を感じているので、引き続き構築の完成度を高めていきたい。そしてPJCSの予選を抜けたい。(絶賛ボコられ中なので…)