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【ポケモンSV】シーズン29 最終958位 - 追い風スイッチトリル式テラパゴス【ダブル】

○はじめに

お久しぶりです。

PJCSの第4回予選とランクマシーズン29で使用した構築について記します。PJCS予選ギリギリに組み上げた構築なのですが、個人的には完成度が高い構築だと思っているので記念に残しておこうと思います。

また、PJCS予選とランクマで微妙に調整が違うのですが、基本的にランクマ使用時のものをベースに書いていきます。

○結果

ランクマッチ結果
  • 最終順位: 958位(レート1693.755)

PJCS予選結果
  • 最終順位: 1042位(レート1601.355)

○構築経緯

伝説ポケモンの選定

PJCS予選で使用する伝説枠として、強いと言われている6匹の中から選びたいと考えた。選定に際し、重視した点は以下の2つ。

  • 相手の技構成・テラスがわからないクローズド環境でも安定的に勝てること
  • 伝説ポケモンの採用率予想が「白バド >= ミライドン > 黒バド > ザマゼンタ >= カイオーガ > テラパゴス > コライドン」であったため、特に白バド・ミライドン・黒バドに不利を取らないこと

まず、の2匹はメインウェポンがタイプ無効されるので、テラスが見えないクローズド形式では使いにくいと判断し候補から外した。

次に、残り4匹について考えたところ

最有力候補だが最遅個体しか持っておらず、PJCS予選まで3週間しかないこともあり、周回時間で練習時間が削られることがあるため断念。(一応、2番目に母数が多いと予想していたミライドン構築に不利を取るのは使いにくそう...と考えていたのも原因の一つではある。)

3月に瞑想カイオーガ構築を試していたところ、

  • 最大母数と予想していた白バド、2番目の母数と予想していたミライドンに不利をとること
  • コータス・コライドン等の採用率が高い天候メタ枠がいること
  • 構築が水打点に寄ってしまう都合上、不意に出てくる水オーガポンやトリトドンの対象が難しくなること

からマッチング運に勝率が左右されそうと考えたため、カイオーガも対象外とした。

そのため、の2匹を候補として、それぞれに構築を組んで使用感を試していった。それぞれのポケモンの使用感としては以下のようであった。

白バドのランスのような明確な勝ち筋を生む技がないので、勝ちパターンを想定しながら試合展開を作るのが難しいと感じた。試運転をする中でも「なんかよくわからないけど勝った・負けた試合」が多く、練習期間を考慮するとザマゼンタを使いこなすのは困難だと判断した。

有利を取れる伝説こそ少ないが、逆に圧倒的に不利をつけられる伝説も少ないためマッチング運に左右されにくく安定的に戦えると考えた。また、相手のテラス抑制ができる・テラクラスターという明確な勝ち筋となる技があるがあるため勝ちパターンを構築しやすく、使用難易度も高くないと感じた。更に、以前に瞑想テラパゴスを使っていた経験値があるため、立ち回りの練度の初期値が高かった。

以上の理由から、伝説枠としてテラパゴスを選定した。

テラパゴスの型選定

テラパゴスのメジャーな型としては、眼鏡型・メテビ型・瞑想型の3つがあるが、それぞれの使用感は以下の通り。

  • 眼鏡型:初手から高火力テラクラを打てるため、最もパワーが高く使いやすい型。
  • メテビ型:眼鏡型と比べて火力が落ちるためミライドン・黒バドとの撃ち合いに少し弱くなるが、その代わりメテビで岩打点が持てること・守るでトリル枯らしができるため、白バド耐性が眼鏡型より高く、かつ最も柔軟に立ち回れる。
  • 瞑想型:この中で最も有利不利が激しい。特殊アタッカーであるミライドン・黒バド・カイオーガに対して明確に有利になる反面、白バド・ザマゼンタ・コライドンには圧倒的に不利になる。

上記の理由と、上述したように「クローズド環境でも安定的に勝てること」「白バド・ミライドン・黒バドに不利を取らないこと」を重視した結果、メテビ型を採用した。

周辺ポケモンの選定

まず最初にテラパゴスの相方として注目したのはHBゴツメウルガモス

  • 怒りの粉でテラパゴスを苦手する格闘技を吸いつつ半減で受けられる。
  • テツノブジン以外のメジャー格闘枠は軒並み物理アタッカーのため、炎の体での火傷上振れを期待できる。
  • テラパゴスが最も苦手とする伝説枠であるザマゼンタに対して、怒りの粉でボディプ・ヘビボンを半減しつつ受けつつ火傷を狙えるので非常に強気に立ち回れる。また、やや苦手とする白バド・コライドンに対しても最低限の仕事ができる。

とかなりテラパゴスと相性が良い要素が揃っていたため、この2匹を軸に構築を組み始めた。

最初はのような並びを使っていたが、以下の課題に直面した。

ミライドン対策

ゼロフォーミングでフィールドを剥がせるのが一回しかない都合上、初手のボルトチェンジに対して明確に有利な手が打てない。また、エレキフィールド化のミライドンの火力に高すぎて、撃ち合いに負けてしまう。

エルフーン対策

・テラパゴスを使っていく上で最も厳しいと感じた相手がエルフーン

  • メテオビームをアンコールで固定される。(瞑想型の場合は瞑想で固定される。)
  • がむしゃらでテラスシェルを貫通して大きくHPを削られる。
  • 全体化したテラクラスターで中途半端に削ると、却って相手のがむしゃらを強化してしてしまう。

と全てのテラパゴス、特にメテビ型・瞑想型に対して後出しから有利な行動が取れる。

上記2つの対策ができるポケモンを探した結果、予選2日前に思いついたのがイエッサン♀。ミライドンからフィールド奪取をしつつ、サイコフィールドの先制無効でエルフーンの変化技を封じることができ、更にトリルでの黒バド構築への勝ち筋増やし・トリル返しによる白バド対策もすることができるというこの構築に欲しい要素を一気に満たすポケモンであった。

そのため、この3匹を軸に構築を組んでいき

・テラパゴスが最も苦手とするザマゼンタに強く、白バドにも強く出れる水ウーラオス

・上記4体では対策が甘いカイオーガに打点を持ちながら、雑に初手投げできるアタッカーとして岩オーガポン

・最後にS操作要因かつ合体ヘイラッシャへの対策枠ができるがむしゃらエルフーン

を採用した。

○個体紹介

テラパゴス@パワフルハーブ

  • ラスタル:ステラ
  • 特性:テラスシェル→ゼロフォーミング
  • 実数値(テラスフォルム):190(176)-×(↓)-130-172(252↑)-130-118(100)
  • 実数値(ステラフォルム):255(176)-×(↓)-130-200(252↑)-130-118(100)
      • H:残り
      • C:特化
      • S:追い風下で最速スカーフ90族抜き。大体の中速アタッカーの下を取れるライン(S4振りウーラオスと同速)
  • 技構成:テラクラスター/メテオビーム/大地の力/守る

この構築のエース。火力が欲しい場面が多々あったので、C特化しつつ最低限のSを確保して残りをHに回した。ここまで振れば、特化ウーラオスインファイトを耐えるので1回は確実に動けるのが心強い。S振りを最低限にしているのもポイントで、この数値であれば大体の中速アタッカーの下を取れるので、トリルを使った試合展開が立てやすくなる。(余談だが、PJCS予選中に一度だけS4振りウーラオスにトリル下で同速負けしたのでSを1下げることを検討したが、流石にやらなかった。)

使っていて一番気になったのはメテオビームの命中が90であること。技の性質上2発目は撃てないため外した場合リカバリするのが難しい。この命中不安が立ち回りを不安定にさせている要素なのだが、コンセプト上抜くことはできなかった。

ウルガモス@ゴツゴツメット

  • ラスタル:水
  • 特性:炎の体
  • 実数値:192(176)-×(↓)-127(244↑)-156(4)-126(4)-121(4)
    • H-B:ほぼ特化
    • C,D,S:余り。C4振りするとモロバレルへの熱風の乱数が動くのでちょっとだけ振った。
  • 技構成:熱風/ギガドレイン/鬼火/怒りの粉

テラパゴスと相性の良いこの指枠。テラス後にも白バド、水ウーラ、パオジアンへの耐性が欲しかったので水テラスを採用。

攻撃技にはこの指耐性がある熱風と単体技としてギガドレを採用。ワイガ透かしとして採用してギガドレだったが、追い風では水ラオスに打点が持てる命中安定技になることを覚えておくと立ち回りの幅が広がる。

ちょっとSを振って上から鬼火を打つのも試したが、元々の物理耐久指数が低いので努力値はHBに振り切るくらいがちょうどいいと思う。

イエッサン♀@防塵ゴーグル

上述したように

  • ミライドンからフィールドを取り返す
  • この指・手助けでテラパゴスの補助をする
  • トリルで勝ち筋を増やす

のがメインの仕事だが、おまけとしてエスパー打点で水ウーラオス・テツノカイナに強いのもテラパゴスと噛み合っている。

ゴリランダーとのフィールド奪い合いに強くなるようにSに下降補正をかけた。トリル下で無振り80族の抜けるのも地味に偉く、カイリューマルスケを剥がしてテラパゴスの一撃を入れることができる。

この手のイエッサンは猫騙しを積んでることがあるが、テラパゴスとイエッサンを同時に横並べするような構築ではないため、どのタイミングでも使える手助けを採用した。ただ、猫騙しは勝ち筋を増やす技ではあるので、どっちにするかは未だに悩んでいる。

テラスは悪ウーラオス意識のフェアリー。シーズン中に一度だけ使用した。

 

ウーラオス@神秘の雫

  • ラスタル:水
  • 特性:不可視の拳
  • 実数値:188(100)-192(196↑)-121(4)-×(↓)-81(4)-143(204) 
    • A:B4パオジアンを水流連打で超高乱数1発(98.02%)
    • S:準速90族抜き
  • 技構成:水流連打/インファイト/アクアジェット/見切り

主に対ザマゼンタ、偶に対カイオーガルナアーラ、テラパゴスを務める。ザマゼンタへの打点を少しでも伸ばすため水テラスで採用。テラパゴスの苦手な伝説のうちコライドン以外に多少強く出れるため、テラパゴスと攻撃方面の相性が結構よい。

アタッカーとしては岩オーガポンの方が汎用性が高く、かつアタッカー3体選出はあまりしないため、水ウーラオスのスペックの高さと反比例して以外と出番が少ない。

選出率を考えると他のポケモンの方が良いのでは?と考える機会は何度かあったが、やはりウーラオスというポケモンの基礎スペックの高さと対ザマゼンタ性能を考慮すると、代用は思いつかなかった。

 

オーガポン@いしずえの面

初手適正の高いアタッカー。よくエルフーンと合わせて初手投げする。現環境では岩打点の通りがよく、運がいいと急所蔦棍棒での白バド一発KOが狙えるのも地味に偉いポイント。

技構成はツタ棍棒/ニードルガードは確定として、草技として命中安定かつ自主退場で追い風ターン調整ができるウッドハンマーを採用。ウッドハンマーの反動が気になって打てない場面もいくらかあったが、それ以上に裏読みも兼ねてツタ棍棒を打ちたい場面が多かったので、総合的にはツタ棍棒/ウッドハンマー/ニードルガード/@1の技構成が良いと判断した。

PJCS予選時はこの指止まれを使用していたが、予選後に構築を詰めていったところ、黒バド・ルナアーラへの対策が薄いことに気づいたため、ランクマ終盤では叩き落とすに変更。テラパゴスがテラス抑制をしてくれるため刺さりがよく、特にメテビルナアーラのパワフルハーブを落とせるとほぼ勝ち確の状態を作れる。

 

エルフーン@気合いの襷

  • ラスタル:霊(PJCS予選時は悪)
  • 特性:悪戯心
  • 実数値:120-×(↓)-90-129(252)-72(↓)-184(252↑) ※HBD0の最脆個体
  • 技構成:ムーンフォース/がむしゃら/アンコール/追い風

追い風枠、合体寿司対策、ディンラッシャみたいな遅い構築への牽制。

基本的に耐久は低いほど良いのだが、格闘タイプのポケモンと殴り合う時だけは耐久があった方が良いので下降補正はDにかけた。なので、個体をどこまで下げるのかも検討の余地がある。

テラスはPJCS予選の時は悪、ランクマでは霊で採用した。どちらが良いかは一長一短ではあるのだが、このポケモンにテラスを切る時点で相当苦しい試合展開になっているはずなので、どっちでも大差はない。

この構築を思いついたのが予選の二日前だったため、厳選が間に合わず0-×-3-31-0-31かつ性格臆病の個体を使用していた。個体値厳選しきれていないし、耐久下降補正の性格にするの忘れているし、おまけにアンコールのPP増やし忘れているしでなんかもうガバガバである。

 

○伝説選出パターン

主要伝説のみだが、有利不利と選出パターンを書いていく。

{対:白バドレックス}
  • 相性:微不利
  • 選出:
    • 初手:
    • 後発:
{対:黒バドレックス}
  • 相性:5分〜微有利
  • 選出:
    • 初手:
    • 後発:
{対:ミライドン}
  • 相性:微有利
  • 選出:
    • 初手:
    • 後発:
{対:コライドン}
  • 相性:微不利
  • 選出:
    • 初手:
    • 後発:
{対:カイオーガ}
  • 相性:5分〜微不利
  • 選出:
    • 初手:
    • 後発:
{対:ザマゼンタ}
  • 相性:不利
  • 選出:
    • 初手:
    • 後発:
{対:テラパゴス(ミラー)}
  • 相性:5分〜有利(型に寄る)
  • 選出:
    • 初手:
    • 後発:

○苦手とする構築・ポケモン

ザマゼンタ構築

テラパゴスが最も苦手とする伝説。とはいえ、こちらからの打点はあるので初手にテラパゴスを投げて切り気味に使いつつ、裏の水ウーラオスにテラスを切って詰めていく。

コライドン構築

ザマゼンタほどキツくないが、それでも相性の都合上少し辛い。

トルネロス

単純に飛行打点の通りがよいので、木枯らし荒らしを連打されているだけでもきつい。パゴスとポンの両方に岩打点があるのだが、襷だと貫通できず2回行動を許してしまうので途端に厳しくなる。

テツノカイナ

ウーラオスはテラクラスターで殴れば倒せるのだが、こいつはなかなか倒せない。ガモスを出せれば楽なのだが、ツツミやイーユイと同居しているパターンだとガモスを出しにくいの対処が難しくなる。

ドブベトン

予選後エントリー後に対策を忘れていたことに気づいたため、気合いで当てる以外に対策がない。絶対数がすくないので、ランクマならそこまで対策しなくてもよいのかなと思っている。

○まとめ・終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。

構築としては結構良いものができたと思っているのですが、練習時間が殆ど確保できずPJCS予選は悔しい結果に終わってしまいました。ランクマの方も途中でやる気がなくなってしまったので、とりあえず最終3桁乗せたところで終了しましたが、きちんとやれば3桁前半は余裕で狙える構築だと思っています。(完全にたらればの話ですが...)。

今回の反省を活かして、来年は年間スケジュールを組んでPJCS予選に挑みたいと思います。