○はじめに
今回はシーズン3で使用した構築の紹介記事になります。
○結果
最高レート:1782
最終レート:1699
○パーティコンセプト
7世代になって強化されたペリッパーを使ってみたいと考え、雨エースとしてキングドラを採用したペリグドラの並びをパーティーの軸とした。そこに相性保管要因として
・ペリグドラに対して一貫をとってくる高速電気ポケに対して強く出れるHD毒守ランターン
・雨パと相性の良い積みエースとしてメガハッサム
・ペリッパーより足が遅く天候を奪いにくるカバルドン等を一撃で倒せるエスパーZカプ・テテフ
を採用した。
○個体紹介
・ペリッパー@気合の襷
特性:あめふらし
性格:控えめ
実数値:135-×-121(4)-161(252)-90-117(252)
技構成:ハイドロポンプ/暴風/冷凍ビーム/とんぼ返り
C,S ぶっぱ
B 余り
控えめCSぶっぱのペリッパー。
雨始動+後攻とんぼ返りで相手の襷を潰しつつ雨エースを無償降臨させるという動きが単純ながら強力。よく言われていることだが、C種族値がグドラと同じなので、こいつ自身で殴っても十二分に強い。アイテムは雨展開を2回以上できるように襷を採用。
・キングドラ@ミズZ
特性:すいすい
性格:控えめ
実数値:150-×-115-161(252)-116(4)-137(252)
C,S ぶっぱ
D B<DでDL対策
こちらも控えめCSぶっぱのキングドラ。使用していて環境にあまり刺さっていないなと感じてしまったポケモン。
その理由としては2つあり、1つは環境にグドラのストッパーとなるポケが数多くいることだ。グドラストッパーとなるポケモンはざっとを挙げていくだけでもミミッキュ,リザY,ギャラ,ナット,メガバナ,ガッサ,レヒレ,アシレ,ポリ2...とPGLのTOP30を見ただけでも結構な数がいます。基本的にこれらのポケモンが2匹以上、リザやメガバナみたいな特に厳しいポケモンの場合は1匹でもいたら裏選出をするというふうにしていたので、あまりペリグドラ選出をすることができなかった。
2つめとして火力のなさが挙げられる。環境に多いミミッキュ、テテフに対しては雨ハイポンが確1にならずZ技を打たなければならない。そうなると後々の突破力が落ちてしまいグドラで全抜きの体制をとるのが難しくなってしまうのがグドラの弱いところだと感じた。
後述するが、Zテテフと比較すると
- キングドラ:雨要因との同時選出が全体。素早さ種族値85、雨下では約222相当.雨下Zハイポンの火力指数67016。
- カプ・テテフ:単体でも活躍できる。素早さ種族値95。サイコフィールド下のZサイコキネシスの火力指数78750。
と2匹つかってまで展開する価値はそれほど無いようにも感じてしまう。
もちろん、通りの良い水技を高速・高火力で打てるという強みもあるので、相手の草ポケ、耐久型ポケを他でうまく対処することができれば、非常に凄まじい制圧力を発揮してくれるポケモンであるということができるだろう。
・ランターン@食べ残し
特性:ちくでん
性格:穏やか
実数値:227(212)-×-84(44)-96-140(252)-87
H 残飯の回復効率を考慮した16n+3
B 余り
D ぶっぱ
特殊耐久に厚く振ったランターン。カプ・コケコや電気ポケに対してボルチェンを吸ったり、耐久ポケに後出しして毒守で粘ったりするのががお仕事。ペリグドラを上から縛ってくるスカーフコケコなんかに対してはこいつがいるだけでだいぶ有利に立ち回ることができる。ポテンシャルは十分なのだが、環境に多いカプ・レヒレに対してそれほど有利に立ち回ることができず電気タイプとしての役割を果たし辛いのがこのポケモンの辛いところであると感じた。
余談ではあるが、途中で霊獣ボルトに変更しようかとも考えたこともあったがペリグドランターンという構築名をとても気に入っていたがために変更をすることはなかった。なにより可愛いし(ここ重要)。
・ハッサム@ハッサムナイト
特性:むしのしらせ→テクニシャン
性格:意地っ張り
実数値(メガ前):175(236)-192(196)-124(28)-×-103(20)-89(28)
実数値(メガ後):175(236)-214(196)-164(28)-×-123(20)-99(28)
技構成:バレットパンチ/とんぼ返り/剣の舞/羽休め
H 16n-1
A 余り
B 陽気ガブリアスの地震をメガ進化前の1発+メガ進化後の1発を確定耐え(48%〜56.5%+36%〜42.8%)
D C200(カプ・テテフ等)めざ炎が6.3%の低乱数1発(84.5%〜100.5%)
S ミラー意識
雨パといえばハッサムでしょ!!って感じで半分思考停止ぎみに採用したメガハッサム。この子の強さは6世代の頃から知っており、ガブ程度の火力までなら剣舞羽休めの起点にしてくれる頼もしい子です。
抜きエースとしての採用なので、攻撃技としてバレパン/とんぼ返りの2ウエポンで採用。このパーティーは全体でナットレイが重いので、大体はこいつで処理していた。
・カプ・テテフ@エスパーZ
特性:サイコメイカー
性格:控えめ
実数値:145-×-96(4)-200(252)-135-147(252)
技構成:サイコキネシス/ムーンフォース/瞑想/めざめるパワー(炎)
C ぶっぱ ZサイコキネシスでHD特化カバルドンが確定1発(100.9%〜119%)
S 準速
B 余り
控えめCSぶっぱカプ・テテフ。このポケモンの強さに気付けたことがこのパーティーの一番の収穫といってもいいというくらい強い。
Zサイコキネキスの火力は凄まじく、なんとその火力指数はフィールド補正込みだと78750!。全盛期のメガガルーラの捨て身タックルの火力指数が52380だという所からその凄まじさがわかると思います。一度、1瞑想Zサイコキネキスでハピナスを落としたことがあったのですが、そのときはさすがに若干引きました。
特殊耐久もかなりいいものを持っているので自分より遅い特殊アタッカーは弱点を突かれない限りだいたい起点になります。1積みすればメガカメックスの水の波動が半分くらいしか入りません。
また、環境にスカーフテテフが多く存在することも立ち回りやすさに拍車をかけており、メガルカリオと対面したときも不利対面にも関わらずあちらが引くことがほとんどであった。
・ギガイアス@ラムの実
特性:がんじょう
性格:意地っ張り
実数値:191(244)-205(252)-152(12)-×-100-45
H 16n-1
A ぶっぱ
B 余り
このパーティーでもっとも誰を採用するかを悩んだ枠。この枠にはこのパーティーで最も重いポケモンであるリザードンに後出しからでも処理ができる能力が求められらた。そこでリザX,Yを問わず有利がとれて、裏に引かれた場合でもステロを撒くことである程度のケアができる頑丈ギガイアスを採用した。
最初この枠はスカーフランドロスであったが、ステロガブ、ウツロイドといろいろと試行錯誤をしてギガイアスに行き着いたのだが、最後までしっくりくるポケモンに巡り会うことができなかった。
この枠は本当ならばメガバンギが適任だったのだが(鬼羽以外の全てのリザに対して有利がとれるため)、未解禁であったがために涙を飲むこととなった。
○基本的な選出パターン
①++
基本的な雨選出。
②++
ペリグドラが通せそう、かつ電気ポケがいるときはこっち。
③++
ペリグドラが通せないときの裏選出。実はこちらのパターンの方が選出率が高く、雨:それ以外=3:7くらい。
④or++
相手に馬車やカグヤなんかがいるときはこっちを使う。
○このパーティの苦手とするポケモン・構築
・リザードン(リザY)
全ての天候パの敵、後から天候上書きはずるい。相手のパーティーにリザがいるときはほとんどの確率でギガイアスを初手選出した。
・メガフシギバナ
高耐久草ポケをハッサムでみているこのパーティーにとって、めざ炎の所持率がそこそこあるこのポケモンは怖い。また、対面では有利なテテフも後出しからだとヘド爆の恐怖があるので立ち回り辛い。
相手のパーティーにいたらほぼ100%初手で出てくる。ジャローダの上から確1とれるやつがいないので、確実に仕事をされる。
催眠対策を全くしていない&雨パに対して刺さっている。
明確に有利が取れるポケモンがいないのがバレバレなのでポンポン出てくる。表選出、裏選出両方に対して強く、何も考えずに立ち回ると雨にタダ乗りされてしまうので要注意。
○総括
今シーズンはなかなか思った通りの結果を残すことができず、自分の構築力のなさを痛感するシーズンとなった。ミミッキュとリザYが蔓延る現環境においてドラゴンをエースアタッカーとした雨パを運用することは想像以上に厳しいものであった。
しかし、結果は残せなかったもののランターンやギガイアスといった普段あまり使わないポケモンを使うのは非常に楽しく、良い経験となったと思う。
前回の記事で語ったレート2000突破の目標、来シーズンこそは達成したい!