【ポケモンSV】シーズン18 最終856位 - 瞑想テラパゴスサイクル【ダブル】
○はじめに
伝説シーズンでも無事に最終3桁を取ることができたので、記念として記事に残しておきます。
○結果
- 最終順位: 856位(レート1777.271)
- 最高順位: 601位(たぶんレート1800くらい)
- この構築での戦績:29勝20敗(勝率:59.1%)
- (シーズン通しての通算戦績:62勝43敗(勝率:59.0%))
○構築経緯
- せっかくならば新伝説を使いたいと思い、一番使ってみたかった瞑想テラパゴスを軸に選択。
- テラパゴスの補助役として、猫騙し+αでパゴスの積み補助ができるガオガエンとゴリランダーを採用。
- 上記3体で重めな格闘枠(主にコライドン、ウーラオス)にほぼ確実に先制できる拘りスカーフ持ちハバタクカミを採用。
- 壁での積み・サイクル補助ができ、重めな白バドに対してトリルの時間稼ぎや天候系構築のメタになれるAキュウコンを採用。
- 最後の保管枠として欲しい要素をまとめた結果
- コライドン対策枠のため、スカーフを使わずS135族以上で炎弱点がつける(スカーフハバカミのマジシャと合わせて炎テラスコライドンに確実に打点が持てる)
- テラパゴスミラー対策として、S操作や特攻ダウンができる
- 構築全体で重いザマゼンタに対して、特殊技で弱点が突ける
- そんな都合の良いポケモンいるわけ…...いたわ。ということでスナノケガワを起用して構築完成となった。
○個体紹介
テラパゴス@食べ残し
- テラスタル:ステラ
- 特性:テラスシェル→ゼロフォーミング
- 実数値(テラスフォルム):201(236)-×(↓)-131(4)-126(4)-131(4)-150(252↑)
- 実数値(ステラフォルム):266(236)-×(↓)-131(4)-151(4)-131(4)-150(252↑)
- S:最速(準速ウーラオス、S-1の黒バド抜き)
- H,B,C,D:残りをH多めに配分
- 技構成:テラクラスター/大地の力/瞑想/守る
おそらくテンプレ構成の瞑想テラパゴス。
使っていてパワーは感じるが、それ以上に「テラスでの相性変更ができない」という点が非常に強い足枷に感じた。他の伝説ポケモンが苦手対面をテラスタルで工夫して対策する中、テラパゴスだけは「無理なものは無理!」って感じなので、選出にむちゃくちゃ気を使うし、勝てない構築にはとことん勝てない。
テラス依存度の高さもあって、このポケモンを軸に構築をまとめるのは難しいと思った。
ガオガエン@防塵ゴーグル
- テラスタル:ゴースト
- 特性:威嚇
- 実数値:202(252)-136(4)-111(4)-×(↓)-150(212↑)-85(36)
- H-D:黒バドレックスの珠弱点テラバーストを最高乱数切り耐え(93.75%)
- S:同族意識(追い風で最速100族抜けるS84抜き調整)
- A,B:余り
- 技構成:フレアドライブ/はたき落とす/捨て台詞/猫騙し
言わずと知れたサイクル構築の便利枠。
ガエンミラーで猫騙しを先に打ちたい場面が多かったのでS振り個体で採用。後述するが、この構築がイーユイが重いのでかなりDに厚めに配分した。霊テラスはザマゼンタのボディプ透かしを意識。
間違いなく強いポケモンではあるのだが、パゴスと合わせると格闘の一貫がキツいので相性が良いとは言い切れない。(とはいえ、威嚇枠としてガエン以上の適任が重いついていないのもあるのだが。)
ゴリランダー @突撃チョッキ
猫騙しとGFでテラパゴスの補助するのが仕事。
サブの仕事としてミライドンに対してのフィールド奪取があったので、耐久多めに振って蜻蛉返りも持たせた。本当にこいつ一匹いるだけ対ミライドンがかなり楽になるので、現環境にかなり刺さっているなと感じた。
ハバタクカミ@拘りスカーフ
- テラスタル:フェアリー
- 特性:古代活性
- 実数値:160(236)-×(↓)-75-205(252↑)-155-158(20)
- C:特化
- S:最速91族抜き
- H:残り(16nでGFの回復意識)
- 技構成:ムーンフォース/シャドーボール/マジカルシャイン/マジカルフレイム
コライドンとの同速勝負に絶対に負けたくなかったのでスカーフで採用。現環境ではまずスカーフは読まれないので、スカーフウーラオスが居座ってくるのも動かしやすかった。
ラス1の技はマジフレにしたが、シーズン中一度も打たなかったので他の技の方が良いかもしれない。
Aキュウコン@光の粘土
- テラスタル:炎
- 特性:雪降らし
- 実数値:180(252)-×(↓)-101(44)-102(4)-121(4)-170(204↑)
- S:最速102族抜き
- H:残りをH-B多めに配分
- 技構成:フリーズドライ/イカサマ/アンコール/オーロラベール
対白バドレックスが主な役割。
技構成はオーロラベールは確定として、残りは
を採用。
テラスタルはコライドン構築を意識して、炎とフェアリーを半減できる炎テラスにした。
スナノケガワ@ブーストエナジー
- テラスタル:水
- 特性:古代活性
- 実数値:192(252)-×(↓)-118(4)-149(60)-106(4)-159(188↑)
- H:16n(耐久目安:臆病黒バドの手助けビットを少し余裕を持って耐えるくらい)
- S:最速91族抜き抜き(同じ構築内のハバカミ+1)
- B,C,D:余り。ザマゼンタへの打点意識でC多めに配分。
- 技構成:エレキネット/大地の力/怪電波/守る
主に対黒バド・テラパゴス・コライドン・ザマゼンタ、偶にミライドンに対して選出する。技構成の通り、S操作とCダウンでテラパゴスが積む隙を作るのがメイン仕事だが、対コライドン、ザマゼンタに対してはアタッカーとしても動く。
当初の想定通りの活躍をしてくれたのだが、一点もすごい問題があり、ブーストエナジーが切れた瞬間に途端に使いにくくなる。ケガワより早いポケモンに対して先に動かれる、遅いポケモンには打点不足になる…と一気に使いづらくなり、下手すると黒バドの餌になる危険すらあるため、扱いが難しい。なので、基本的に初手出しし、HPが削れた状態で下げたケガワ=8割くらい瀕死だと思って動かしていた。
余談だが、久しぶりに採用率100位圏外のポケモンを使ったこともあり、新鮮な気持ちで楽しくランクマができた。(どうしても勝とうとすると強いポケモンに固まっちゃうよね...)
○伝説毎の基本選出パターン・有利不利
{対:白バドレックス}
- 相性:微不利〜不利
- 戦績:2-4
- 選出:(初手)パゴス + キュウコン (裏)ガエン + (カミ or ゴリラ)
初手から壁 + 瞑想で積極的に圧を掛けていく。トリル展開の阻止はできないため、トリルの終わり際に白バドを倒すことを意識しつつ時間を稼ぐ。
モロバレルがいない構築に対しては結構やれるが、白バドの同時採用率一位はモロバレルである。
{対:黒バドレックス}
- 相性:有利
- 戦績:9-5
- 選出:(初手)パゴス + ケガワ or ガエン or ゴリラ (3匹の中ではケガワの初手率が高め)
パゴスがビットを透かせるので、常に「パゴスを倒す」 or 「横のポケモンを攻撃する」の択を迫れるのが強い。瞑想を積む機会が作りやすのも相性が良い。たまに入っているコジョンド入り構築だけ要注意。
有利の割に戦績が振るわないのは、2試合くらいプレミで負けたから。
{対:ミライドン}
- 相性:めっちゃ有利
- 戦績:10-1
- 選出:(初手)ゴリラ + (カミ or ケガワ) (裏)パゴス + (ラス1)
この構築はミライドンを狩ることでレートを上げたと言っても過言ではない。
初手にゴリランダー出し+蜻蛉返りで積極的にフィールドを取りながら、パゴスが瞑想を積む隙を作っていく。岩オーガポンの処理だけ少し面倒だが、そこさえ気をつければ大体のミライドン構築には勝てる。
唯一負けた試合はトリル腹太鼓カイナに蹂躙された試合だったので、実質ミライドンには負けていないと思い込んでいる。
{対:コライドン}
- 相性:不利
- 戦績:1-1
- 選出:(初手)カミ + ケガワ (裏)ガエン + キュウコン
かなりキツいがハバカミをうまく通せば勝てなくもない。
{対:テラパゴス}
- 相性:微有利
- 戦績:2-1
- 選出:(初手)パゴス + ケガワ (裏) (残り2枠 )
初手からパゴスを投げて積極的に瞑想を積んでいく。先に瞑想を詰めれば割と勝てる。ただし、モロバレルが入っていると少しキツい。
マッチング回数が少なかったこともあり、選出を詰め切れていない。
{対:カイオーガ}
- 相性:不明(たぶん微有利)
- 戦績:0-0
- 選出:(初手)カミ + ゴリラ (裏) パゴス + キュウコン
何故か一度もマッチングしなかったので選出を詰め切れていない。脳内シミュレーションでは微有利。
{対:グラードン}
- 相性:たぶん5分
- 戦績:1-0
- 選出:(初手)パゴス + カミ (裏)キュウコン+ (ラス1)
マッチング回数が足りず検証不足。
{対:ザマゼンタ}
- 相性:無理
- 戦績:0-5
- 選出:(初手)ケガワ + ガエン (裏)カミ + ゴリラ
本当に無理。同じく不利相性のコライドンは攻撃さえ通れば倒せる可能性はあるのだが、ザマゼンタが本当に硬すぎて倒せないので一生行動され続ける。しかも、大体のザマゼンタ構築にはワイドガードが入っているため、パゴスを気軽に選出することができないのもキツい。
{それ以外の伝説}
特に選出パターンは決めていなかったので、戦績のみ記載する。
○苦手とするポケモン
・ザマゼンダ
上にも書いた通り。天地がひっくり返らない限り無理。
・エルフーン
アンコールがあるため早めに倒してパゴスの積み起点を作りたいが、逆に早く倒しすぎると今度は追い風→裏のエース降臨の流れを創られる危険もあるため、倒すタイミングが難しい。また、HPが多いパゴスに対してがむしゃらが刺さるのもキツい。
体感だが、シーズン後半にめっちゃ増えていた気がする。
・ヘイラッシャ
シンプルに天然がキツい。
・イーユイ
炎技の通りがよく瞑想パゴスを貫通するレベルの火力が出るので、シンプルに積み起点を作りにくい。エルフーン、コライドンといったこの構築が苦手なポケモンと同居していることが多いのもマイナスポイント。
○まとめ・終わりに
ぜひこの構築を使ってほしい思うのですが、一個だけ注意点があります。それは、1試合にかかる時間が長く、短期間でランクを上げる構築ではないということです。前身の構築も含めて大体90試合くらいしましたが、そのうち5〜6試合くらいはTODしてます。なので、使う前にTODの仕様をおさらいしておくことをオススメします。